復興ログ

未来の被災地にいるアナタと数十年後のキミたちへ。すべての記録を残します。

さんま de サンバ from 女川

女川のいろいろな場所で、サンバを披露するこの動画。見たことある場所や、お会いしたことがある方も登場しています!

この、耳に残る「サンマ」のリズム・・・。ぜひ、ご覧くださいませ!

冒頭のメッセージにも注目。ふるさとって何ですか?

 

さんま採る人、買う人、食べる人、働く人、みんなの祭り♪

ふぅーふぅー♪

みなさん自然と踊りだしているのが、すごい!

2011年のフィナーレの映像です。

 

ルンバもあった。

 

女川町民が踊れる「さんまdeサンバ」とても、素敵だと思いました。また、外から来た人たちもそれに加わって、一体感が生まれる様子が、なんとも素敵です。

それにしても、耳に残るこの歌・・!がんばって踊りを覚えよう!!

第7回 石巻に恋しちゃった

の達人説明会に行ってきました。達人?石恋?なんだそれはと。

石巻に恋しちゃった(石恋)とは?

「石巻に恋しちゃった♡」(通称:石恋)は、石巻・女川・東松島で、趣味・特技をもつ地元市民を発掘し、彼らにその道の「達人」として講師になってもらい、物作り講座やフィ-ルドワークなどの体験プログラムを開催。地域の魅力、人の魅力を発掘し、それを育てること、交流を生むことで地元愛を育み、市民による主体的な復興を加速させることを目指しています。 そこに住まう人々が、それぞれの好きなことや得意なことを持ち寄って輝けるまちーそれはきっと次の世代を担う子どもたちにとっても、楽しいまちであることでしょう! この、みんなが参加できるまちづくりに、あなたも是非、楽しみながら参加しませんか?

石巻に恋しちゃった|石恋についてより

オンパクという手法を用いたものです。最初のオンパクは2001年に別府八湯温泉泊覧会(略称:オンパク)として別府温泉にて開催されたのだそうです。現在では温泉地域以外でもこの手法が用いられ、各地で開催されています。その石巻バージョンが石恋!ネーミングも素敵ですよね。

他地域のオンパク

各地域の特色が出ていてすごくおもしろいですよね。

我町のプログラムは?

以下に、過去に開催されたプログラムをご紹介します。

特別に温泉はないけど、他の地域に負けないくらい個性的なイベントが、たくさんありますよね!

「我町ならでは」の価値が見えてきます。この街で暮らしている人にとってはあたりまえのものが、おとなりの人には人生の大発見かもしれない。そんな可能性が身近な場所に眠っているのだとしたら、なんとかつなぎたい。そんな気持ちになります。

達人も参加する人も「ハードルが低いこと」が最大の魅力のように感じます。地域内の交流人口の密度を増やすということは「本来的な街の機能」の見直しなのだと思います。

達人になりたい人は?

第7回の石恋は8月17日から9月13日まで開催です!達人の募集締め切りは

2015年5月25日(月)午後5時まで

ですよ!

今回のテーマは「からやぶり」

達人さんそれぞれが「今までの自分」の殻を破っていただく=チャレンジしていただく。石恋としても過去6回の範囲にこだわらない「からやぶり」な石恋となることを目指します。

達人になるのも楽しそうですし、参加するのも楽しみですよね!!

草莽崛起と留魂録より

吉田松陰にはまっている私ですが「草莽崛起」という言葉をご存知でしょうか?

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草莽崛起(そうもうくっき)とは?

「草莽(そうもう)」は『孟子』においては草木の間に潜む隠者を指し、転じて一般大衆を指す。「崛起(くっき)」は一斉に立ち上がることを指す。“在野の人よ、立ち上がれ”の意。

安政の大獄で収監される直前(安政6年(1859年)4月7日)、友人北山安世に宛てて書いた書状の中で「今の幕府も諸侯も最早酔人なれば扶持の術なし。草莽崛起の人を望む外頼なし。されど本藩の恩と天朝の徳とは如何にして忘るゝに方なし。草莽崛起の力を以て、近くは本藩を維持し、遠くは天朝の中興を補佐し奉れば、匹夫の諒に負くが如くなれど、神州の大功ある人と云ふべし」と記して、初めて用いた。

吉田松陰 WIkiepdiaより

これでもよくわからんので、

こちらに詳しい解説がありました。以下、引用文です。

「草莽崛起」とは「在野の人よ、立ち上がれ」という意味の言葉で、列強の外圧に晒された幕末の日本人に対し松陰が発した強烈な檄であり、メッセージであった。

「今の幕府も諸侯も最早酔人なれば扶持の術なし。草莽崛起の人を望む外頼なし」(今の幕府も諸侯も、もはや酔っぱらい同然だから救いようがない。 在野の人が立ち上がることを望む以外に頼みはない)

在野とは公職に就かず、民間の人間のことを指すのですが、国や県もだめだから、民間の人々よ立ち上がろうではないかということを言っているのだそうです。熱い思いがこもった思想です。吉田松陰が安政の大獄で収監される直前の言葉とのこと。

留魂録

吉田松陰の遺書です。

しかし、自身が萩の野山獄に投獄された経緯から、松陰は、老中暗殺計画を自ら自白するという挙に出たため、一転して嫌疑は重罪に変わり、小伝馬町に投獄される。その後の取調べで、自身の処刑を察知した松陰が、10月25日から26日にかけて書き上げたのが、本書である。

留魂録 - Wikipediaより

 

処刑の前に松下村塾の弟子たちへ書き上げた遺書。そこには、このように書かれています。

幕末維新・写真紀行ブログ 留魂録 全文 現代語訳より以下、引用。

【第八章】
今日、私が死を覚悟して平穏な心境でいられるのは、春夏秋冬の四季の循環について悟るところあるからである。つまり、農事では春に種をまき、夏に苗を植え、秋に刈り取り、冬にそれを貯蔵する。秋、冬になると農民たちはその年の労働による収穫を喜び、酒をつくり、甘酒をつくって、村々に歓声が満ち溢れる。未だかって、この収穫期を迎えて、その年の労働が終わったのを悲しむ者がいるのを私は聞いたことがない。

私は現在三十歳。いまだ事を成就させることなく死のうとしている。農事に例えれば未だ実らず収穫せぬままに似ているから、そういう意味では生を惜しむべきなのかもしれない。だが、私自身についていえば、私なりの花が咲き実りを迎えたときなのだと思う。そう考えると必ずしも悲しむことではない。なぜなら、人の寿命はそれぞれ違い定まりがない。農事は四季を巡って営まれるが、人の寿命はそのようなものではないのだ。

しかしながら、人にはそれぞれに相応しい春夏秋冬があると言えるだろう。十歳にして死ぬものには十歳の中に自ずからの四季がある。二十歳には二十歳の四季が、三十歳には三十歳の四季がある。五十歳には五十歳の、百歳には百歳の四季がある。十歳をもって短いというのは、夏蝉(せみ)のはかなき命を長寿の霊木の如く命を長らせようと願うのに等しい。百歳をもって長いというのも長寿の霊椿を蝉の如く短命にしようとするようなことで、いずれも天寿に達することにはならない。

私は三十歳、四季はすでに備わっており、私なりの花を咲かせ実をつけているはずである。それが単なる籾殻(もみがら)なのか、成熟した栗の実なのかは私の知るところではない。もし同志の諸君の中に、私がささやかながら尽くした志に思いを馳せ、それを受け継いでやろうという人がいるなら、それは即ち種子が絶えずに穀物が毎年実るのと同じで、何ら恥ずべきことではない。同志諸君よ、この辺りのことをよく考えて欲しい。

 松蔭先生。すごい。

花燃ゆ 名言メモ

君は何を志しますか?

高杉くん。

君の志は何ですか。僕の志はこの国を良くすることです。

志があれば、罪人でも生きるのが楽しい。

やる気が尽きることのない。

志を立てることは全ての源です。

君がもしこの萩の小さな御城下で由緒ある武家の後取りとして、人生を考えているのなら君にとってそれはつまらんことでしょう。君はそれを望んじゃおらんのだから。

志は誰も与えてくれません。

君自身が見つけ、それを掲げるしかない。

君は何を志しますか。 

www.nhk-ondemand.jp

 

愚直に己を貫くとき

(高杉晋作)萩にもどれと、藩名が下りました。悔しゅうて仕方ありません。先生が命をかけて御公儀と渡りおうてると言うのに、僕はまだ、己の死に場所すら見つけられん。

(吉田松陰)それは、生きよということです。君はまだ、生きて何かを成さねばならん。

(高杉晋作)それは何なんですか。こんだけ先生とおっても、何一つ身についておらんのに。

(吉田松陰)僕は知っています。どんなに無頼をよそおっても、君の殿を敬う気持ちはいつも揺るがんかった。ならば、いっそ、重厚に徹してみてはどうでしょう。萩に帰りなさい。愚直に己を貫くとき、君は君と笑い、君と泣き、君を慕い、そうした者達の中で必ず輝く。萩には君の友がいます。

 

www.nhk-ondemand.jp

金華山への参拝

金華山へは行ったことがありますか?たぶん、20年ぐらい前に行った記憶がかすかにあるのですが、それ以来ぶりに参拝をしてみました。

金華山とは

金華山は、島全体が黄金山神社の神域となっており、地場の信仰の対象として有名である。恐山、出羽三山と並ぶ「奥州三霊場」に数えられている。「三年続けてお参りすれば一生お金に困ることはない」という言い伝えがあり、参拝客を集めている。また、神の使いとして保護されている多数の鹿が生息している。毎年10月第一、第二日曜には鹿の角切りの神事が行われる。

Wikipediaより

なんと!金華山へ3年連続でお参りをすると一生、お金に困ることはないのだそうです。一生のためだったら、3年連続でお参りをする価値は大いにありますよね。。 

アクセス

金華山への運航情報! | 社団法人 石巻観光協会

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平成25年ですがおそらく最新版かと、詳しくは、運行会社へお問い合わせください。金華山へは「船」でいくしかありませんよ。女川 or 石巻鮎川からの出航となっています。

初巳大祭

2015年5月10日は「初巳大祭」期間中の「神輿渡御」というお神輿が出るお祭りの日ということで、参拝客で大いに賑わっていました。初巳大祭とは?

金華山は辯財天信仰が古くより厚く、例年五月初巳の日が本祭、前日が前夜祭、そして初巳の日から一週間毎朝の開扉祭を盛大に斎行してまいりました。期間中の日曜日には神輿渡御も行われ、ゴールデンウイークや桜の見頃も加わってこの一週間は多数の参拝客で1年間で最も賑々しく盛り上がりを見せる祭典期間となっていました。

東日本大震災ドキュメント01 - 金華山黄金山神社【宮城県石巻市 みちのく 霊島】より

 

参道 

東日本大震災による被害状況はこちらより、閲覧ができます。

kinkasan.jp

2015年5月10日の様子です。 

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参道の入り口は、結構、急な道です。

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 ん??

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参道から見た対岸の牡鹿半島です。海がすごくきれい。

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金華山は東日本大震災の「震源地から一番近かった場所」と言われていますが、その復旧状況はまだまだです。

www.kahoku.co.jp

 船着き場と金華山中腹の神社を結ぶ約1キロの参道は、震災で崖崩れが発生した上、その後の台風で土砂が崩れた。所有する神社はボランティアの協力で、陥没箇所に砂利を敷くなどの応急復旧を進めた。
 神社は多額の経費を要することから、独自の本格復旧を断念。参拝者の安全を確保するため、金華山を重要な観光資源と位置付ける市が整備することを決めた。

これから、ようやく本格的な復旧対応となるようです。

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参道から見下ろす、太平洋と牡鹿半島の風景は本当にきれいでした。

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 年に一度のお祭ということもあり、境内では催し物も開催されて、たくさんの方が集まっていました。

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お神輿も登場して、多くの参拝客で賑やかでした。

身近な文化の再発見となり、おもしろかったです。機会があれば、ぜひ、行ってみてください。「鹿」もたくさん。 

苦戦するイオン

イオンが苦戦をしているようなのです。昨今の様子を関係者の言葉を交えて記載しています。石巻のイオンもとてつもなく大きいですよね。いったい、イオンに何がおきているのか?小売販売、日本一のイオンを見ることで、日本の流通や地域の姿が見えてきます。

www.nikkei.com

イオンヘビーユーザーです

はじめに言っておくと、あまり用事がないので、行かないけど、イオンは好きです。映画はあるし、服は買わないけど、服はあるし。人がたくさんいるから、祭り感があったり。僕の母は2日に一回はイオンへ行く、ヘビーユーザーです。自然と、イオンで購入した商品が食卓には並び、体の一部がイオン化していると言っても言いすぎじゃないかもしれません。それが故に、イオンがどんな状況なのかは日本の家庭の食卓に影響を与えるものだと思います。

引用した上記の記事は以前から、注目を集めていたイオンの業績不振に対して、ユーザー目線、売り場、イオン社内の状況などを交えて説明をしています。商品力の低下により、客離れが止まらず、自滅に追い込まれたイオンが社内体制の改革に着手した様子を書いています。

イオン社長兼グループCEOの岡田元也氏

2011年イオン傘下となった、四国のスーパー「マルナカ」の事例

 強みとする地元の鮮魚や青果が次第に売り場から減っていく一方で、イオンが本部で調達した生鮮品が増えていった。その結果、一部の商品は価格が上昇。「魚の値段が高くなってきたから他のスーパーに行くようになった」(30代主婦)という声が漏れる。

 

 地元からの調達量が減れば、漁協などへの支配力も低下する。それが、競合スーパーに塩を送る結果となった。

 

 「昔は地元の市場のいい魚は全部マルナカが押さえていた。彼らの購買力が落ちて、我々の仕入れは格段にしやすくなった」(競合スーパー幹部)

 

 さらに追い打ちをかけたのがイオンのPB(プライベートブランド)「トップバリュ」の存在だ。

 

 トップバリュが導入されるにつれて、地元メーカーの品ぞろえは減っていった。「売り場が面白くなくなった」と60代の男性は不満を漏らす。

 

 どの店を、いつ訪れても、“イオン化”された画一的な売り場が続く…。

 

 「前は毎日、買い物に行くのが楽しかったのに」。かつてマルナカを愛用していた50代の主婦は嘆息する。

 僕の体の一部を作っていると言っても過言ではない「トップバリュ」ブランドが購買意欲を作り出せていないのだと言います。

  • 地元の鮮魚や青果が売り場から消えていき、本部が調達をした商品が並ぶことで商品の値上がりが起きたこと
  • トップバリュにより買い物の楽しさが奪われた

一度、うんざりしてしまうと、そこからユーザーを取り戻すのはなかなか大変なことだと思います。実際に聞いた話ですが、石巻のイオンに産直の野菜を卸している、農家さんは、ここでいうところの本部調達の野菜よりも、少し安くして売り場に並べてくる。と言っていました。そして、消費者もそれを分かっているので、そちらから購入していくのだそうです。詳しいことはわかっていませんが、石巻のイオンは地元の商品を絡めながらの対応ができているのかもしれません。

 象徴的なのは、PB商品の取り組みだろう。年々拡大する規模を生かして原料調達や製造委託が有利になれば、より安く、効率的にPB商品を作れるようになる。同時にこれを、拡大するグループ内の売り場で大量に販売することで、収益に大きく貢献するはずだった。

 だが、現実は甘くはない。

 トップバリュの売上高は毎年伸長し、2014年度は約7800億円に達している。半面、総合スーパー事業の営業損益は2011年度以降、急減している。2014年度はついに16億円の赤字に転落。総合スーパー事業は連結売上高の5割近くを占めるが、営業損益ではむしろ足を引っ張る存在だ。

上述のような理由もあり、トップバリュの売上高は伸長しているものの、2014年度は16億円の赤字となっているのだそうです。

効率化と地域別ニーズに対応するということ

 「トップバリュ・ファースト」──。

 

 イオンでは最近まで、こんなスローガンが、千葉・海浜幕張にある本社から、地方の店舗まで共有されていた。

 

 「マクハリの指示通りに売り場を作れば、怒られることはない」。現場にはいつしか、本部任せの体質が染みついていた。トップバリュを売ることが最優先とされる中で、現場は思考停止に陥った。

 

 商品の仕入れや棚割りは“マクハリ本社”が決める、という中央集権体制は、顧客に合わせて品ぞろえや売り場作りを工夫しようという気力を、現場から奪った。仮に売り場の担当者が地元メーカーの商品を仕入れたいと本社に要請しても、実現するまでには煩雑な手続きと時間を要する。

 自社ブランドの展開を徹底することで、グループとしての営業利益確保を期待していのだと思います。マクハリ本社主導で「効率化」することで、日本全体でスケールアップを狙ったものの、それが現場の創意工夫やユーザーニーズへの対応力を奪ってしまう結果となっていたようです。売り場という現場を持っている強みを活かして、非効率でも個別の地域ニーズに答えることが結果としてユーザーニーズを高め、営業利益に跳ね返ってくるのだろうと思います。

イオンの解体と再編

 今回、イオンを「解体」することの狙いは、分断された各機能の距離を縮め、消費環境の変化に迅速に対応し得るように、組織を再構築することにある。

マクハリ本社ではイオンの解体と組織の再構築が進められているのだそうです。事業会社である、地域別のイオンリテールが機能会社である、イオン商品調達とイオントップバリュを吸収するということでグループを再構築することに。

多くの雇用を生み出しているイオンですが、この再編により、消費者と地域によりそった存在になれると良いのではないでしょうか。

 

Facebookのニュースフィードアルゴリズム修正から学ぶユーザーファースト

今日は、とてもおもしろい話題があったので、メモを。

Facebookがニュースリードのアルゴリズムの変更を発表したとの話題です。

jp.techcrunch.com

何を変更したのか?

今回のアップデートと以前に施されたニュースフィード変更も合わさって、企業ページの露出は減ることになるだろう。友人の情報を優先的に提供することは長期的に見て、ユーザーのFacebookでの体験の向上につながる。しかしFacebookからの流入を頼りにビジネスを行っている企業にとっては苦い施策である。

facebookの最大の強みは「友達の近況が分かること」であり、そのユーザ体験の向上そのものがなければ、ユーザ離れが進み、広告価値も低下していくことになりかねない。そのトラフィック減少のスパイラルを断ち切るために、ユーザ体験を最優先させるということのようです。

facebookの利用ユーザが増えるにつれて、facebookの運営方針も代わり、以前のような企業のコンテンツを取り込むフェーズは一区切りついたようです。

企業の参入(facebookページ)が増えてきた結果、facebookとしてもユーザ体験の低下を懸念したのだろうと思います。

ユーザーを向き続ける姿勢

もしブランド企業の投稿を友人のものより優先させてしまったら、ユーザーはニュースフィードを訪れなくなってしまう。そして最終的に広告を表示するユーザーはいなくなるのだ。ソーシャルネットワークとして今後も存在価値を高めていきたいなら、友人に重きを置くのは当然の施策だ。

広告収入を主な収益源とするfacebookにとって、多くのユーザを抱えたニュースフィードに企業が参加してくることは、収入増のチャンスということになります。それを、ここで一区切りをつけるということは、「ユーザー最優先」である明確な意思表示であったのだと思います。

なかなか、ユーザを向き続けるということは難しいことであり、一度でもユーザから目線をそらすことになれば、そのユーザを取り戻すことは難しくなります。ユーザを見つめ続け、その期待を上回るサービスを提供することで、ユーザとの関係性が構築され、人が集まりマネタイズが出来る。その順番を間違えると人が離れていくということをfacebookは信念として持っていて、日本上陸以前からの姿勢を貫き続けているのだろうなと思ったのでした。常にユーザー目線であり続けることの難しさと、それを貫く重要性を今回のアルゴリズム修正から感じました。