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復興ログ

未来の被災地にいるアナタと数十年後のキミたちへ。すべての記録を残します。

旧石巻市内 小学校の校歌で歌われる街の歴史

復興情報

つい先日、石巻門脇小学校が閉校式を行ったというニュースがありました。

参考:門脇小を忘れない…校舎被災で焼失、統合前に閉校式

1873(明治6)年に設立された門小。

気になって、校歌を調べてみました。142年間、地域で歌い継がれてきた校歌です。

石巻市立門脇小学校 

1873年(明治6年)校歌

1.
太平洋は ひろびろと
望みを 今日も 思わせる
楽しく 若い この夢よ
光れ 光れ 美しく

2.
北上川は 生きていて
命を 深く 思わせる
明るく 高い この歌よ
ひびけ ひびけ どこまでも
さあ 手をとって 手をとって
進もうよ 小学校は 門脇

校歌の歌詞からは、先代たちがこの地域に残したのもが読み解ける気がします。そして、旧石巻市内の小学校の校歌の歌詞にはとある「共通ワード」が歌われています。明治6年から石巻地域で歌われてきた言葉、ご存じですか?

石巻市立石巻小学校

1873年(明治6年)6月4日 設立 校歌 1番

1.
水上遠き北上の
流れの末は 大海の
はてなき波に 入るところ
基は古く 行く末の
望みは常に 新しき
われらがみやこ 石巻

石巻市立湊小学校

1873年(明治6年)6月 設立 校歌 1番

1.
北上川の とうとうと
太平洋に 入るところ
文化輝く 石巻
栄ゆる湊 その名こそ
我等が誇る 学舎よ

石巻市立蛇田中学校

1873年(明治6年)6月 設立 校歌 1番

1.
曽波の神山 緑の松に
流れはめぐる 北上の
そのふところに 抱かれて
若い生命の 健康に
学ぶつぼみの わたしたち

石巻市立住吉小学校

1901年(明治34年)5月設立 校歌 3番

3.
岩間のしずくこけのつゆ
たえず積りて大船の
浮かぶる大河北上の
広き流れのよどみなく
広き流れのよどみなく
よどみなく日日のつとめに
いそしまん いそしまん

石巻市立釜小学校

1946年(昭和21年)設立 校歌 1番

1.
太平洋の岸に沿い
恵あまねき北上の
流れをひいて広々と
稔り豊けき我が郷土

石巻市立山下小学校

1952年(昭和27年)設立 校歌 2番

2.
はるかに豊かに北上川も
映えてそそぐよ 世界の海に
支倉も鹿島立ち
ゆかりある文化の港
進取の気象 自主の風
強く楽しく うけつぐわれら

石巻市立湊第二小学校

1954年(昭和29年)4月 設立 校歌 3番

3.
川あり ゆたかな幸あつめ
ふるさとにしあわせを運ぶよ
ゆこう 眉あげて
まっしぐら 海のかなたへ
われら湊の若い芽だ
ほら海が
太平洋が呼んでいる 

石巻市立向陽小学校

1972年(昭和47年)4月1日 設立 校歌 2番

2.
北上の 山なみ遠く 声よべば
こだまかえす 伸びてゆく
ヒマラヤ杉よ 創造を
ここに育てて 胸きよく
われらは励む ああ向陽 向陽小学校

石巻市立貞山小学校

1973年(昭和48年)設立 校歌 1番

1.
北上の水 ゆくところ
空はひろがる はてもなく
さあ 仲よしの手を組んで
ゆたかな 愛を育てよう
貞山 貞山 われらの小学校

石巻市立大街道小学校

1980年(昭和55年)4月 校歌 1番

1.
牧の山なみ 遠く見て
北上の水 ゆく処
思えば英知が わいてくる
ああ 若わかい そのひとみ
大街道小学校 栄えあれ

石巻市立中里小学校

1981年(昭和56年)設立 校歌 3番

3.
流れもゆたか 北上川の
岸辺を洗う 水清き
中里に幸 多かれと
わが学び舎に 集い来て
明日も励まん
明日も励まん ひとすじに 

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門脇小学校と同年に設立された、石巻小学校、蛇田小学校、湊小学校も「北上(川)」が校歌の中で歌われています。(同年に設立された渡波小学校の校歌には「北上」の歌詞は見つかりませんでした。)

北上川が石巻地域へ与えてくれた恩恵の大きさを読み解くことができます。142年の歴史に幕を閉じることとなった門脇小学校。忘れることなく、地域の歴史として、残し続けていかなければなりません。

【参考】マキペディア

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