復興ログ

未来の被災地にいるアナタと数十年後のキミたちへ。すべての記録を残します。

facebookのコミュニティーだけでは情報発信が立ちゆかなくなりつつある件

こんばんは。3月11日が過ぎて、5年目の復興に取り掛かるにあたり、思ったことをメモです。

facebookが盛り上がって、かれこれ4年が経過して。パーソナルな情報への接触時間が増えました。

 

 

初動は2010年の後半で、最近は落ち着きつつあるようです。

facebookページ、見ていますか?最近は、アクティビティーを目にする機会が減りました。でも、便利ですよね。「まず、何かを情報発信する際にはfacebookページを使おう」という使われ方をしています。これだけ、facebookページが立ち上がると「facebookページ運用者が、ほぼ、友達」とか「ほぼ、仕事関係」みたいなことになり、その情報自体をフォローすることに意味を持たなくなりつつあります。(自分の場合)

発信側としては、とりあえず、伝わった感は出るのだと思うのですが、上記のような現状もあり今も昔も、このツールでエンゲージメントをうまく作るのは難しい状況です。

facebookがこれだけ盛り上がって、街の人達もつながりきった状態では「もう、わかりきっているよ感」がただよいはじめて、あらたな広がりを作りにくくなっているのではないかと思うのです。クラスタが固まり過ぎて、新しい情報に触れる機会が減ったのではないかと思います。人は好きな情報を求めて群れを作るわけですが、大きな群れが完成した状態なのだろうと思います。

クラスタ内で情報をパスし続けることである一定の効果は見込めますが、ウェブの外側(GoogleのIndexから)から情報を取り込むことを考えないと、どんどん、クラスタが孤立していくことになりかねません。

たぶん、東京と被災地の温度感の違いがこれ。

震災から4年目で、この復興クラスタや街づくりクラスタが固まり始めたけれど、それをもっと広く広めるには、ウェブの外側への情報供給が必要なのだろうなと感じた今日このごろでした。