復興ログ

未来の被災地にいるアナタと数十年後のキミたちへ。すべての記録を残します。

facebookのすごいところ

会社の同期と「ソーシャル・ネットワークを語る会」というのを行いました。このままでは周りとのfacebookに対する温度差がありすぎて、孤独死してしまうよ。。そう感じてもいたので、facebookのすごいところを書いてみました。
「すべてがfacebookがすごいって考えるのもまずいと思うよ」とも何度も言われましたが、とりあえず遊んでみて、その後に感想を教えてください。facebookがすごいと言っているのは、こだわったサービス設計と、今までにない実用性を兼ね備えているところです。

facebook使ってる?

使い方が分からない
Facebook勉強会取って出しレポート - カイ士伝より引用 - スライド

Facebookを電話でたとえる
電話がしたい、電話がほしいと思う理由は?
今誰かと話したいから
電話機は手段、今話したいのが目的
Facebookがしたいという人が多い
個人的にはなんのこっちゃとおもう
そういう人に限ってつまらない、なにやっていいかわからない人が多い
それは目的がなく単純に手段から入っているから
そうしたらつまらないんじゃない?

facebookの利用はコミュニケーションが目的です。

facebookを使おうとすると、twitterの使い方が頭から離れずに戸惑うことになります

「と、とりあえず、ニュースフィードにツイートを流しておくか。。」とか。
twitterみたいにつぶやいておくか。でも実名だし、それなりに責任のある発言をしないと。何を言っていいのかわからない。」とか。
実名利用についてはtwitterがハードルを下げましたが、twitterのシンプルなサービス設計に慣れると、本来SNSが目的としている「コミュニケーション」まで行きつくこと無く、画面を目の前にして、何をしたらいいの?ってなってしまいます。それも納得します。誰もがfacebookを使い始める際には、日本のインターネットにおいて実名が作り出す文化に初めて入り込むことになるわけですから。実名の作り出す、文化が全て良いと言っているわけではありません。ただ、そんな見方が出来るのかなと思います。

まず、最も楽しみ方が体感出来て、簡単な方法があります。
それは「活発な人のアクティビティにコメントやいいね!を付けてまわる」ということです。できれば、コメントの方がいいですね!
ちょっと、ハードルが下がりますよね?リアクションが返ってきたら嬉しくなりませんか?ここまではmixiと同じかもしれません。

見方を変えれば、よっぽどtwitterの方が使い方が難しいコミュニケーションツールだと思います。思い出してみてください。

  • つぶやくってなに?誰からも返事が来なかったら寂しくない?
  • フォローってなに?
  • @とかRTとか公式RTとかってなに?

twitterを使い始めるときは、きっと誰もが感じましたよね。フォローは大発明だったと思います。フォローのおかげでtwitterは大成功しました。そのフォローと相互認証のお友達登録のfacebookではコミュニケーションの質が違います。

使いづらいUIがすごい

日本でFacebookの普及を妨げているのは、実名主義ではない、かもしれない
mixiとUIを比較して「気づき」を与えてくれるエントリーです。

Facebookとよく比較されるのはmixiだが、たとえばmixiで新着のつぶやきを眺めて「いいね!」をつけたいときには、こういう動線になる。まずトップになん件か表示されているボイスのボックスの「もっと読む」をクリックして、ボイスのページに行き、そして「いいね!」する。続いて写真を見たいなら、いったんトップに戻って、写真のページに行き、という手順を繰り返す。
ところが、Facebookはそれほどあちこちのボックスを移動して回る必要はない。ぜんぶがニュースフィードに流れてくるので、「いいね!」もコメントもページ遷移なく、トップページでぜんぶ済ますことができる。しかも自動更新してくれるのでF5を押す必要もないし、過去ログもセミオートページャライズされるのでどこまででも遡ることができる。貼り込んだYouTubeの動画もそのまま再生できる。さすがに写真を大きく見ようとおもったらアルバムに行かないといけないけど。

機能面からユーザビリティーにアプローチしたUIになっている
でも、いざ使い始めようとしたら、上記理由により戸惑う。

PVを無視するfacebook

「われわれは人々が世界を理解する方法をより効果的なものにしようと試みています。われわれの目的はサイトの滞在時間を最大にすることではない。われわれのサイトを訪問している時間を最大限に有意義なものにしようと努力しているんです」
マーク・ザッカーバーグ 2006年の夏

Facebook、mixiめぐる2つの誤解と、新しい指標の必要性【湯川】

そう考えれば、ソーシャル時代にふさわしいいい指標が今はないのかもしれない。

UIからも分かるように、facebookはコミュニケーションを最大限に引き出すために、独自の技術を使って6億UUをコントロールしています。
細部に渡るコミュニケーションの詳細設計は、圧巻の一言です。
PVが落ちるサービス企画はビジネスを考える人間からすれば嫌ですよね。でも、facebookは違います。CEOが志していることが最高のユーザビリティーを提供することだからです。最近では、一つのアクティビティにぶら下がるコメントがリアルタイムでニュースフィードにプッシュされるようになりました。
そうやって成長してきたfacebookの企業価値は4兆円。日本の企業価値で換算すれば、トップ10に入る価値です。

リアルなソーシャルグラフのいいところ

リアルなソーシャルグラフのいいところ。それは、感情が伝わるというところです。これはmixiにもあったかもしれません。じゃー、mixiとは何が違うの・・?
それは、実名、顔出しの環境で、徹底的にユーザビリティーを追求したUIが演出する力なのだと思います。facebookには感情があります。よく、ビジネスで使える、、という話を聞きますが、それは人が集まっているからであって、なぜ、人が集まるのかというと、facebookには感情が住んでいるからだと思います。
これを一刻も早く、多くの人に体験して共感してもらって、サービス作りに役立てていけたらいいなーと思っています。まず、ユーザがその環境における感情を知る前に、サービスの作り手は知っておくべきだと感じました。ビジネス的にも先回りが出来るし、世の中を良くする方法が増えると思うからです。

facebookGoogleを超える(かもしれない)理由

Facebook News Feedの記事を選ぶEdgeRankアルゴリズム–F8で相当詳しく説明

facebookのハイライトの算出方法

(1)affinity score(アフィニティスコア, 親密度)…その記事を見る人と作者とのあいだの親密度。あるフレンドに大量のFacebookメッセージを送ったり、その人のプロフィールをしょっちゅう見たりしていたら、その人との親密度は、たとえばここ数年話をしたこともない旧知の人よりも高い。
(2)weight(ウェイト)…エッジのタイプ別に与えられる重み。たとえば、コメントはLikeよりも重要だ。
(3)time(タイム)…エッジの古い新しいを表す経過時間。古いエッジほど重要性が低いと見なされる。

エッジランクと呼ばれるものの算出方法です。人と人の繋がりを持ち込んでいるfacebookだからこそ可能な重要度の算出方法だと思います。
このエッジランクがページランクの価値を越えたとき、facebookGoogleを越えることになるのだと思います。
この算出方法を見てGoogleはイライラしていることでしょうね。。手を出して開放したいと思っているはず。

独自の技術もすごいです。オープンソースとして公開している技術だけでもこれだけ存在しています。
HipHop for PHPとかApache HadoopとかApache HBaseとか使ってユーザにサービスを提供してみたいなー。世の中を変えるためには革新的な技術が存在しているはずです。アイディアだけでは形にできないですよね。
Google vs. facebookはマーケティングだけではなく、本質は技術の戦いが行われているはずです。

日記おわり