ニュースフィード(Facebook) vs. タイムライン(twitter)
Facebookのニュースフィードとtwitterのタイムラインの考察です。
ニュースフィード
表示形式
ハイライト
- よく掲示板を訪れたり、メッセージのやり取りをしたり、同じグループの人 - 主に自分と関わりが深いとFacebookが算出した人のアクティビティを表示する
- 時々、ご無沙汰している人が交じってくる
最新情報
- 友達の最新アクティビティが時系列で表示される
基本機能
- リストが可能
- 動画サービスのembed表示
- 画像サービスのサムネイル表示
- 一つのアクティビティにコメントといいね!が付けられる
いずれの表示形式もページ最下部の「オプションを編集」から表示させる人を編集できる。
消したい人のアクティビティをマウスオーバーすると、×印がでるので、
- 人単位
- アプリケーション単位
でのアクティビティの非表示が可能。
性質
- 一つのアクティビティに対して「コメント」や「いいね」を付けあうことでコミュニケーションが加速する。
- 一つのアクティビティに対して話題を深彫りすることができる。
- ニュースフィードという機能名の通りに、ニュース(話題)を表示する機能
タイムライン
- フォローしている人のツイートが表示される
- 最近マルチメディアに対応
- リスト表示が可能
- 公式RTが可能
- favが可能
性質
- 話題(リプライ連鎖)を追いにくい
- 非公式RTによるデマへの弱さ
- 140文字での投稿
- タイムラインという機能名の通りに、リアルタイムウェブ(話題が速い)の側面が強い
ニュースフィード(Facebook) vs. タイムライン(twitter)
私の一考察です。
ニュースフィードはニュースを扱う機能
ニュースには「コミュニケーション」と「インフォメーション」が存在していて。
- コミュニケーション・・・あるサイトへのリンクや画像を表示する。友達同士のアクティビティの通知。
- インフォメーション・・・いいね!の通知
ここで、twitterのコミュニケーションを考えてみると
コミュニケーションはtwitterのタイムラインでも可能(リプライやDM)
ただし、140文字=1ツイートの世界→十分に話の意図が伝わらない可能性がある。
twitterのタイムラインの特徴は「つぶやき」という側面が強い機能。
この独り言がタイムラインの速さを生み出していてリアルタイムウェブを実現している。
twitterのタイムラインでは140文字でしか、コミュニケーションが取れないので、1ツイートで「コミュニケーション」と「インフォーメーション」を促進するのは非常に難しい。
たとえば、RTで連鎖させたところで、オリジナルツイートが意図していたことが正しく伝わらない場合がある。
私もありました→スクエニ社長和田さんにRTしていただいた件
Facebookのニュースフィードでは「コミュニケーション」と「インフォメーション」を実現することができる。
例えば、一つのニュースをニュースフィードに貼りつけて、コメントが入って、いいねも入るなど。
ニュースが正確に連鎖するという感覚。しかもソースもしっかりしている。
言いたいことは、Facebookのニュースフィードとtwitterのタイムラインは性質が異なるのではないか?ということです。
- ニュースフィード:ニュースのコミュニケーションとインフォメーションが促進されるアクティビティを投稿する
- タイムライン:つぶやきを起点としたコミュニケーションもしくはインフォメーションの発生が期待される
FacebookにTwitterのツイートを流し込むことは性質が異なる場所に、目的が定まらない情報を流しているように思えてしまいました。
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