復興ログ

未来の被災地にいるアナタと数十年後のキミたちへ。すべての記録を残します。

twitterを1年使ってみて

ついに月間ユニークユーザー数でmixiを超え、ワールドカップで日本がデンマークに勝った際には、Twitterの毎秒つぶやき数の最高記録を更新するなど。

盛り上がりの話題が絶えないtwitter
私は、今年の1月1日にダイヤモンド・オンライン(@diamondweekly)さんの質問に対して

去年、ユーザを得たのが最大の変革だったと思うのですが、今年の変革の気配の最大要因って何ですかねー?今年までツイッターの年になるようには思えないのですが。。 RT @diamondweekly 今年、ツイッターは大きな変革の年になりそうな気配です。2:30 AM Jan 1st via Twittelator

とツイートしたのですが。予想は大きくハズレ、twitterは今年も日本のウェブへの大変革をもたらし、上半期だけを見ても今年もtwitterの年となっています。

日本はブログ大国であり、twitterとの相性が良いと多くの人が言っていた通り、その国民性も後押しをして、ここ半年で一気にtwitterへ利用者が流れ込んだ形です。

twitterのコミュニケーション

1年間頭を悩まされ続けたtwitterでのコミュニケーション。
twitterに正しい使い方は存在せず、もちろんtwitterが正しい使い方を定義しているわけでもありません。
だからこそ、140文字のやり取りに悩むのです。

140文字でコミュニケーションを取っていいものなのか?

twitterが登場する以前には、そもそもこういったシステム(マイクロブログ)でのコミュニケーションが世の中には存在していなかった。
twitterが登場するとコミュニケーションを取る機会が増えました。
twitterの登場以前に比べればコミュニケーションの機会が増えて素晴らしい!
となるのかもしれませんが。

果たして本当にそうなのか?という考え方。
身近に居る大事な関係である人程、話は直接聞くべきだと思います。
twitterで繋がってしまうと、直接会った時の距離感を図りづらくなります。

twitterに始まったことではなく、誰でも感じたことがあると思うのですが。
twitterでつぶやいたのに見てくれていた?」という感情。

身近な人間と、140文字を読んだ、読まないでコミュニケーションを取るのは難しいものです。

フォローするとかフォローされるの意味って?

「フォローする」はあなたのツイートを読みますよ。と宣言するようなもの。
「フォローされる」はフォロワーにツイートを呼んでもらえる可能性のようなもの。

個人個人で、フォローした際のツイートを読む可能性が違うのだと思う。
中には、全部読む人もいるだろうし、中には、最新20件だけという人もいると思います。

私は後者で、最新20件しか読みません。
ここがそれぞれの利用者で使い方が違う点なのだと思う。

twitterはリアルタイムを切り取るツール

twitterの中の人が言っていた言葉

  • フォローしている人数って大抵は減らないから増える
  • ツイートの数は日々増える

twitterをシステムとして捉えた時に、フォローしている数とツイートの数は増え続ける一方なのです。
システム上、当たり前といえば当たり前で、そういったツールになっている。

つまり、twitterは利用し続ける限り、どんどんリアルタイムに近づくのです。
微分のような世界?かもしれません。

長い目でtwitterというシステムを理解して、使ってみるとリアルタイムウェブの使い方に近づいていくはずです。

なので、フォローしている人のツイートの全文を読み続けると疲れを生むことになっていくはずです。
近い将来には、フォローするということの意味が薄れていく気がしています。。

ライフログ

米議会図書館がツイートの全保存を発表したのは記憶に新しいところです。
「これはtwitterのツイートが歴史になる」
ということです。

twitterがこの先20年使われ続けるのならば、今からツイートを保存し、2030年のアメリカ大統領が、2010年に何をツイートしていたのかが分かるわけです。

その人のライフログとして扱われ、
「どんな人と、どんな会話をしてきたのか?」
将来多くの人に閲覧される可能性が出てきました。

コミュニケーションインフラに成りうる?

ソフトバンクがtwitterへの投稿を可能にした携帯を発表しましたが、twitterは本当にコミュニケーションインフラに成りうるのでしょうか?

個人的にはtwitterは非常に素晴らしいツールだと思うのですが、なんだかんだ言っても一企業なわけです。
メールは既にコミュニケーションとしてのインフラ(というよりも手段ですが。。)となっています。
エンジニアとしてメールのインフラとしての安心を感じているところは一企業だけのコミュニケーション手段ではないからです。

世の中にはtwitterのツイート関連のサービスがたくさん存在していますが、これもtwitterの対応一つで影響を大きく受けることになります。
最近あった話しではtwitterが広告ツイートの禁止を宣言したために、対応をした企業が存在しているようです。
また、twitterによるAPIのコール数を制限された際には世の中に与える影響も大きいことでしょう。

twitterという非常に魅力的なツールにコミュニケーションやビジネスチャンスを求めるのは良いと思うのですが、最終的な手段には今のところ出来ないという状況だと思います。twitterの対応に戦々恐々することになります。

これからのツイート感覚

自分を取り巻く人が非常に増え2,000人を超える方ににフォローしていただけました!
2,000人を超えるフォロワーさんを持つと日本のtwitterユーザの上位0.5%以内になります。
これは、2010年になった際に心得たのですが、twitterというソーシャルメディアで大きな可能性を与えてくれるツールに投資してフォロワーさんを増やそうと思ったからです。

この2,000人の中には、全く知らない人、会社の人、地元の友達、地元の人、いろいろな縁を頂いた人、等々、カオスな状態です。

いろいろな人のツイートを見て感じ始めた事は、徐々にリアルとウェブ(プライベート)が近づいたツイートになってきているということ。
だから、会社でのコンプライアンス意識が欠如したツイートが生まれ始め、プライベートと仕事を分けていた人が、会社の人とフォロワー関係になり始める。

これからは世の中のウェブがリアルに近づいてくると感じています。それが、ソーシャルグラフにつながっていくのだと思う。

これが、孫さんが言うデジタル情報革命なのだろうか?
コミュニケーションに関して言えばデジタル情報革命が起きたところで、常にコミュニケーションを取れるようになるかもしれないが、友人や家族に久しぶりに会った際の懐かしい感動や、離れる際の寂しさを味わう機会は、この世に無くなることになる。
それが常識になることこそが革命なのかもしれないですけど。



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